「モノを言う株主」ってどういう意味?

株主というのは投資した会社を応援したり、投資した株数に見合っただけの配当益(リターン)を受け取ったりする権利を有しています。

会社が株主のお金を使って儲ければ、それだけ株主も儲かるという仕組みです。

そのかわり、赤字になったり倒産したりしても、株主は文句を言えません。

「投資した金を返せ」とか、「補償しろ」などとは言えないのです。

これが株主の自己責任というもので、万一そういう憂き目にあえば、株は紙くず同然になります。

つまり株主としては、年度ごとに黙って配当益を受け取ったり、無配当に終わったことを「仕方ない」で過ごしてしまうのではなく、会社の事業のやり方や方針の立て方を厳しくチェックして、「もっとこういうふうに事業を展開すべきだ」とか、「設備投資のやり方に無駄があるのではないか」、「その社長は力量不足だから交代させろ」などと、言うべきことはきちんと言って、会社が脱線しないように、儲かるようにアドバイスしたほうが良いのです。

突然の倒産を知らされるより、よほど健全です。

株式投資に関心がなく、個人投資家が少なかったかつての時代は、「株はタンス預金の代わりのようなもの」という意識が強く、みなさんのように入門1年生のようなキャリアの浅い方々であれば、なおのこと発言なんてしなかったのです。

「モノ言わぬ株主」ばかりで、会社の経営者も楽なものでした。

しかし現代は違います。

会社の業績はパソコンで一目瞭然にわかり、同業他社と比較することも簡単にできます。

たとえ入門1年生のみなさんでも、キャリアのある個人投資家と同じ環境をもっていて、会社の運営に「おかしい?」と気づける機会がたくさんあります。

株主総会の会場にまで出向かなくても、会社宛のコミュニティサイトや株主専用のサイトページ、「株主通信」(年度末に郵送されてくる事業報告書)などを通じて、積極的に「モノを言う株主」になりましょう。

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